『武装をする』ということ

武装』と聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか?ちょっと怖い印象がありますよね。多くの人が、戦いに行く時に纏う鎧などを連想するのではないかと思います。でもこの『武装』はわりと日常的に、どこでも行われているものなのではないかなと思います。今回はそのことについてちょっとだけお話をさせていただきたいと思います。

 

 

 

今年の冬、とある方からリップを戴きました。ゴールドの可愛らしい入れものに入ったピンク色のリップです。

こんなに素敵なものをどうして私なんかにくれたんだろう?本当に戴いていいのだろうか?と少し不安になりました。でもその方は、新しい世界に飛び出す決意をした私を、ご自分の考えた最大限の愛の形で応援してくださっていたのです。

 

リップを戴いた3ヶ月後、私は青森から関東へ引越しをしました。あんなに憧れていた上京生活だったのに、新しい職場をたった1週間で退職せざるを得なくなり、自分が惨めで堪らなくて、でも諦めきれなくて、これから自分はどうすべきかとずっと考えていました。


その時、沢山の方から力強いメッセージを戴いたり、遊びに連れ出してくれた方から楽しい時間を戴きました。その人達から戴いた愛はいまの私のパワーです。そしてあのリップを付けると、なんだか自分が強くなったような気分になります。

 

これがわたしの思う『武装』です。重い鎧を纏って戦場へ向かう、というようないかにもな武装ではありません。自分を守る盾となる『武装』。それはきっと、自分以外のものから与えられる愛なのではないかと、そう思います。


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交差点のはなし

人はだれしも『願い』のなかに生きているのではないかな、と思います。明日は久しぶりに友人に会うから晴れて欲しい。子供にお弁当を作る時、美味しいと思ってほしい。そういう自分の小さな願いは、だれかの日々の中に降り注ぎ、静かに叶っていたりします。

 

『人のためになること』と、『自分がしたいこと』の道が交わるところ。その交差点に人は集まり、出逢いの糸は結ばれ、そして楽しさが生まれ、かけがえのないキラキラした時間が流れ始めるのではないかと、そう思います。